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俺の眼からコンニチワ

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2006年 06月 14日

京都旅物語 -洛中- 二条城

京都旅物語 -洛中- 二条城_a0058669_2214243.jpg
[Canon EOS Kiss Digital N : Canon EF17-40mm F4L USM]

金閣寺へ寄り道した後は再度洛中へ取って返す.
京都御苑の程近くに広大な土地を構える二条城へ.

京都市中京区 二条城

京都御所が朝廷の坐す処なら、二条城は将軍の坐す処.
日ノ本の政の実権を握る将軍.その将軍の京都における居住場所、二条城を拝見.

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京都旅物語 -洛中- 二条城_a0058669_22115166.jpg
二条城のメインである"二の丸御殿"へ向かう者を迎えるのがこの唐門.外観もそうだが、内側から見る装飾は必見.まさに絢爛豪華を地で行く.今でこそ多少枯れ感ある仕上がりだが、築城当時の絢爛さは量りえない.

二条城は、徳川家康が関が原直後に京都の居城として築城したもので、現在の様に完成させたのは三代将軍の家光.権威を示したい徳川将軍家の威光渉る頃である.この絢爛さも頷ける.

さて、実は二条城という名は、時代にいくつか登場する.
俺の知る限り、二条城は現在のモノ以外に2つあった.

一つは二条城の元となった室町時代の足利将軍家の居城としてのモノで、三好家が足利義輝を襲撃した際に焼失.

もう一つは、織田信長が足利義昭擁立のために築城したもので、本能寺の変と同時に襲撃にあい、嫡男信忠の抵抗虚しく焼失.

この2つ(2時代)の二条城址には石碑が立っているらしい.
織田信長をコヨナク愛する俺としては、本能寺址と信長時代の二条城址を見ておきたかったが、次回のお楽しみとなってしまった.


京都旅物語 -洛中- 二条城_a0058669_22294569.jpg

話を二条城へ戻して、写真は二条城のメインである二の丸御殿.
TOPの写真は二の丸御殿の正面で、こちらも豪華な装飾が施されている.

広大な土地に30以上の部屋を持つ二の丸御殿は、内部を見学することができるが、全て撮影禁止なのが惜しい.
狩野派の名士、狩野探幽が若き時に描いたとされる松など、狩野派の襖絵などが鮮やかに残る.

また、内部は当時を髣髴させる等身大の人形が置いてあり、臨場感もあって俺的には好き.
二条城といえば最も有名なのが、大政奉還が行われた場所であること.
その大政奉還が行われた大広間も、縁から見学することができる.
ここにも最後の将軍徳川慶喜をはじめ、平伏す諸大名の人形が飾られ、当時の空気を感じることができる.
ここで徳川幕府が幕を閉じ、日本は急激に近代化への道を進んだのだと考えると、見ている景色に身が引き締まる思いだ.

京都旅物語 -洛中- 二条城_a0058669_22381124.jpg

ココは天守閣址からの眺望.
手前に見えるのは本丸御殿だが、これは京都御所にあった旧桂宮御殿を明治期に移設したもの.
こんな建物が京都御所に200程度あったかと思うと、それはそれで驚愕なのだ.

天守閣は雷火によって江戸時代に既に焼失しており、その際に当時の本丸御殿も焼失しているようだ.
現在天守閣址には何も無く、京都四方を眺めることができる.
写真は京都東方面の眺望で、比叡山が高々とそびえる眺めが美しい.

いよいよ京都旅行も佳境に.
もうチョイ京都レポにお付き合いください.

■二条城 [世界遺産]
  京都市中京区二条通堀川西入ル二条城町541 075-841-0096
   ・拝観料:600円
   ・拝観時間:8:45-16:00

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by redarpels | 2006-06-14 22:51 | Kyoto


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